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プラチナ買取相場2026年最新|Pt900・Pt950・Pt1000の価格差と金との比較

公開:2026年6月11日18分で読める

プラチナ買取は、2026年現在「金より分かりにくい」相場と言われます。Pt900・Pt950・Pt1000・Pt850・古いPm刻印の純度別買取価格、Pt900指輪とPt850チェーンの違い、金との価格差がなぜ広がっているのか(投資需要・宝飾需要・工業需要の3要素)、ティファニー/カルティエ/ハリー・ウィンストンなどブランドジュエリーの地金以上の評価、石付きリングの査定、減額要因、複数査定で手取りを最大化するコツまで、貴金属に強い買取店の視点で2026年最新相場を徹底解説します。

プラチナ買取相場は金よりも分かりにくい

プラチナは、金やダイヤモンドと並んで貴金属買取でよく持ち込まれる素材です。結婚指輪、婚約指輪、ネックレス、喜平、ブレスレット、コイン、インゴットなど、さまざまな形で売却されます。

しかし、2026年現在の買取現場では「金は高いのに、なぜプラチナは思ったほど高くないのか」という相談が非常に多くなっています。

昔は、プラチナの方が金より高級というイメージを持っている人も多くいました。実際、婚約指輪や結婚指輪ではプラチナが定番素材として使われ、「プラチナ=高い」という印象が強く残っています。

ところが、近年の相場では金価格が大きく上昇し、プラチナ価格との差が大きく開いています。2026年6月時点でも、1gあたりの買取価格では金がプラチナを大きく上回る状況です。

そのため、昔高く買ったプラチナリングを売ろうとした人が、査定額を聞いて驚くケースがあります。プラチナは価値がないわけではありません。しかし、金とは価格形成の仕組みが違うため、同じ貴金属でも相場の動き方が大きく異なります。プラチナの売却を検討している方は、まず貴金属カテゴリの買取相場ページで現在のプラチナ相場をつかんだ上で、全国の貴金属買取対応店舗一覧から複数店舗で見積もりを取るのが基本です。

2026年のプラチナ買取相場の目安

プラチナの買取価格は、基本的にその日の地金相場に連動します。買取店では、当日のプラチナ相場を基準に、純度、重量、手数料、ブランド性、デザイン性、石の有無などを見て査定額を出します。

一般的なプラチナ純度別の買取目安は、以下のように考えると分かりやすいです。

刻印プラチナ含有率特徴
Pt1000約99.9%以上純プラチナ。インゴットや一部ジュエリーに多い
Pt950約95%高級ジュエリー、海外ブランド、婚約指輪などに多い
Pt900約90%日本の指輪で非常に多い定番純度
Pt850約85%ネックレス、ブレスレット、チェーンに多い
Pt・Pm刻印個体差あり古い製品に多く、比重検査が必要になることもある

たとえば、プラチナの地金買取価格が1gあたり9,000円台の場合、Pt1000、Pt950、Pt900、Pt850では、含有率に応じて1gあたりの評価が変わります。

単純化すると、Pt1000を100とした場合、Pt950は約95%、Pt900は約90%、Pt850は約85%のプラチナ価値として計算されます。ただし、実際の買取価格は店舗ごとの手数料や精錬コスト、当日の相場によって変わります。

Pt1000・Pt950・Pt900の価格差

プラチナ買取で最も分かりやすい差は、純度による価格差です。刻印が違えば、同じ重さでも査定額は変わります。

たとえば、10gの指輪があった場合、Pt1000、Pt950、Pt900では理論上のプラチナ含有量が違います。

刻印10gあたりのプラチナ含有量の目安査定での考え方
Pt1000約10gほぼ純プラチナとして評価
Pt950約9.5g高純度プラチナとして評価
Pt900約9g日本の指輪で標準的な評価
Pt850約8.5gチェーン類に多く、Pt900より低め

Pt950とPt900では、数字だけ見ると5%の差です。しかし高額な地金相場では、重量が増えるほど差額も大きくなります。

結婚指輪や婚約指輪ではPt900が多く、海外ブランドや高級ジュエリーではPt950が使われることもあります。Pt1000は純度が高い一方、柔らかいため、ジュエリーでは補強やデザインの都合でPt900やPt950が使われることが一般的です。

査定時には、まず刻印を確認し、その後に重量を量ります。刻印が不明瞭な場合や、古いPm刻印の場合は、比重計や試金石、X線分析などで確認されることがあります。

Pt900は日本の指輪で最も多い定番刻印

日本で売却されるプラチナジュエリーの中で、非常に多いのがPt900です。結婚指輪、婚約指輪、ダイヤリング、デザインリングなど、多くの指輪に使われています。

Pt900はプラチナ90%、残り10%にパラジウムやルテニウムなどを加えた合金です。純プラチナより硬く、指輪として使いやすいため、日本のジュエリーでは長く定番になっています。

買取査定では、Pt900刻印が確認できれば、基本的には重量と当日のプラチナ相場に基づいて計算されます。ダイヤモンドや色石が付いている場合は、石の評価も加わることがあります。

ただし、小さなメレダイヤや古いデザインの場合、石の評価はあまり大きくならないこともあります。反対に、0.3ct以上、0.5ct以上、1ctクラスのダイヤモンドが付いている場合は、地金だけでなく石の評価も重要になります。

Pt900の指輪を売る場合は、重さ、刻印、石の有無、鑑定書の有無を確認しておくと査定がスムーズです。

Pt950はブランドジュエリーで評価されやすい

Pt950は、プラチナ含有率が95%の高純度素材です。海外ブランドの婚約指輪や結婚指輪、高級ジュエリーでよく使われます。

Pt950はPt900より純度が高いため、地金としての評価は上になります。ただし、実際の買取額では、純度差だけでなくブランド価値が大きく影響することがあります。

たとえば、ティファニー、カルティエ、ブルガリ、ハリー・ウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペルなどのブランドジュエリーは、単なる地金買取ではなく、ブランド品として再販できる可能性があります。

ブランドジュエリーの場合、以下の要素が査定に影響します。

査定ポイント内容
ブランド名人気ブランドかどうか
付属品箱、保証書、鑑定書、購入証明
デザイン現行品・人気デザインか
サイズ指輪の場合、再販しやすいサイズか
状態傷、変形、石外れ、刻印消し跡
石の品質ダイヤや宝石の評価

ノーブランドのPt950であれば、基本は地金評価です。一方、人気ブランドのPt950リングであれば、地金価格以上の査定になる可能性があります。

Pt1000は純度が高いが、必ずしも万能ではない

Pt1000は、ほぼ純プラチナに近い素材です。インゴット、コイン、一部のジュエリーに使われます。純度が高いため、地金としての評価は最も高くなります。

ただし、ジュエリーとして見ると、Pt1000は柔らかい素材です。傷がつきやすく、変形しやすい面があるため、指輪や細かいデザインにはPt900やPt950が使われることも多くあります。

買取では、Pt1000刻印があれば高純度プラチナとして評価されます。ただし、インゴットやコインの場合は、製造元、重量、証明、状態によって扱いが変わることがあります。

また、古い製品でPt1000と刻印されていても、店舗によっては念のため比重検査や分析を行うことがあります。高額品ほど真贋確認や純度確認は慎重になります。

Pt850の落とし穴|指輪以外のチェーン類に多い

プラチナ査定で注意したいのがPt850です。Pt850はプラチナ含有率が85%で、ネックレス、ブレスレット、チェーン、留め具などによく使われます。

「プラチナだから高いはず」と思って持ち込んだネックレスが、実はPt850だったというケースはよくあります。Pt850はプラチナではありますが、Pt900やPt950より純度が低いため、同じ重量でも査定額は下がります。

特に注意したいのは、指輪はPt900、ネックレスはPt850という組み合わせです。同じプラチナ製品でも、アイテムによって刻印が違うことがあります。

また、チェーン部分がPt850で、トップ部分がPt900というように、パーツごとに純度が違う場合もあります。その場合は、それぞれの刻印と重量を分けて査定されることがあります。

Pt850は決して価値が低い素材ではありません。しかし、Pt900やPt950と同じ感覚で査定額を想像すると、思ったより安く感じることがあります。

古いPm刻印・Pt刻印はそのまま信用されないこともある

古いプラチナジュエリーには、Pt900やPt850ではなく、Pm、Pm900、Pt、PLATINUMなどの刻印が入っていることがあります。

これらの刻印は、年代や製造元によって意味が異なることがあり、現代のPt900・Pt950のように単純に判断できない場合があります。

たとえば、Pm刻印の古い指輪は、実際にはプラチナ含有率が低い場合もあります。そのため、買取店では刻印だけでなく、比重検査や分析機器で確認することがあります。

刻印査定での注意点
Pt900比較的分かりやすい定番刻印
Pt950高純度として評価されやすい
Pt850チェーン類に多く、純度は85%
Pm古い製品に多く、分析が必要な場合あり
Ptのみ純度不明として確認されることがある
刻印なし貴金属として確認できれば査定可能な場合あり

刻印がない場合でも、プラチナとして買い取れることはあります。ただし、確認に時間がかかったり、店舗によっては買取不可になる場合もあります。

金とプラチナの価格比較|2026年は金が大きく上回る

2026年の貴金属市場で最も大きな特徴は、金価格が非常に高く、プラチナ価格との差が大きいことです。

かつては、プラチナの方が金より高い時代もありました。宝飾品のイメージでも、プラチナは高級素材として扱われてきました。しかし現在は、金が安全資産として世界的に買われ、価格が大きく上昇しています。

一方、プラチナは工業需要の影響を強く受けます。自動車触媒、化学、医療、燃料電池、水素関連などで使われますが、金のように「有事の安全資産」として一気に買われる構造とは少し違います。

そのため、金は投資マネーの流入で大きく上がる一方、プラチナは工業需要や景気見通しに左右されやすく、金ほど一方向に上がりにくい面があります。

なぜ金は上がるのにプラチナは上がらないのか

「金は上がるのに、なぜプラチナは上がらないのか」という疑問は、買取現場でも非常によく聞かれます。

この違いは、主に3つの要素で説明できます。

要素プラチナ
投資需要非常に強い。安全資産として買われやすい金ほど強くない
宝飾需要世界的に安定婚礼需要や地域差の影響を受ける
工業需要一部あるが投資需要が中心自動車触媒など工業需要の影響が大きい

金は、インフレ、円安、地政学リスク、金融不安があると買われやすい素材です。世界中の中央銀行や投資家が金を保有するため、価格が上がりやすい構造があります。

プラチナは、貴金属でありながら工業素材としての性格が強い金属です。自動車産業の変化、EV化、排ガス規制、水素関連技術、景気動向などに影響されます。

つまり、金は「守りの資産」として買われやすく、プラチナは「産業需要に左右される素材」として見られやすいのです。この違いが、2026年の価格差につながっています。

プラチナは今売るべきか

プラチナを今売るべきかどうかは、持っている品物と目的によって変わります。

もし、使っていないプラチナリングや切れたネックレス、片方だけのピアス、古い婚約指輪などがあるなら、相場が一定水準にあるうちに査定だけ取ってみる価値はあります。

特に、重量のあるPt900リングやPt850チェーンは、地金価格に連動してまとまった金額になることがあります。

一方で、「金のようにもっと大きく上がるかもしれない」と考えて保有を続ける選択もあります。ただし、プラチナは金と違い、工業需要や景気に左右されやすいため、価格が必ず上がるとは言えません。

売るか迷う場合は、まず重量と刻印を確認し、複数の買取店で見積もりを取るのがおすすめです。

プラチナ買取で減額されるポイント

プラチナは基本的に地金価値で評価されるため、壊れていても買取できることが多い素材です。しかし、査定額が下がる要因もあります。

減額要因内容
刻印不明純度確認が必要になり、査定が慎重になる
石付き石を外した重量で計算される場合がある
メッキ品プラチナではなく買取不可になることがある
コンビ素材金・プラチナ混合で分けて計算される
ブランド不明地金評価のみになる
変形・破損地金買取なら問題ないが、製品評価は下がる
手数料店舗によって差が出る

プラチナの場合、壊れていること自体は大きな問題ではありません。切れたネックレス、変形した指輪、片方だけのイヤリングでも、プラチナとして確認できれば買取対象になることが多いです。

ただし、石付きリングの場合は注意が必要です。総重量が10gでも、ダイヤや色石の重量を差し引いて地金計算されることがあります。石に価値がある場合は、石の評価もできる店舗に査定してもらうことが重要です。

プラチナを高く売るためのポイント

プラチナを高く売るためには、まず当日の相場を確認することが大切です。貴金属は日々価格が変わるため、数日違うだけで査定額が変わることがあります。

次に、刻印と重量を確認しましょう。Pt900、Pt950、Pt850などの刻印が分かれば、おおよその査定額を予想しやすくなります。

また、複数店舗で比較することも重要です。貴金属買取は、同じ地金相場を見ていても、店舗ごとの手数料や買取率によって差が出ます。

高く売るコツ理由
当日の相場を確認する地金価格に連動するため
刻印を確認する純度によって価格が変わるため
重量を把握するグラム単価で計算されるため
複数査定を取る店舗ごとの手数料差を比較できる
石付きは専門店へダイヤや宝石も評価される可能性がある
ブランド品は箱・保証書も出す地金以上の評価になる場合がある

特にブランドジュエリーの場合、地金として売るより、ブランド品として売った方が高くなることがあります。カルティエ、ティファニー、ブルガリ、ハリー・ウィンストンなどは、地金価格だけで判断しない方が良いケースがあります。

まとめ|プラチナは純度と重量、金との違いを理解して売る

プラチナ買取では、Pt1000、Pt950、Pt900、Pt850の純度差を理解することが重要です。同じ10gでも、刻印によって実際のプラチナ含有量が変わり、査定額も変わります。

日本の指輪ではPt900が多く、ブランドジュエリーや高級リングではPt950、チェーン類ではPt850がよく見られます。古いPm刻印やPtのみの刻印は、比重検査や分析が必要になる場合があります。

2026年現在、金価格はプラチナ価格を大きく上回っています。これは、金が安全資産として世界的に買われている一方、プラチナは工業需要、宝飾需要、投機需要のバランスで価格が決まりやすいためです。

プラチナは金ほど急騰していないとはいえ、使っていない指輪やネックレス、壊れたジュエリーでも、まとまった金額になる可能性があります。売却を考えるなら、当日の相場を確認し、刻印と重量を見たうえで、複数の買取店に査定してもらうことが高価買取への近道です。まずは貴金属の買取相場ページで現在の市場感を確認し、全国の貴金属買取対応店舗一覧から信頼できる店舗を選んでみてください。

藤木 秀行リタウン代表
元・某大手銀行員/元・某大手フランチャイズ買取専門店 店長/出張買取専門ショップ立ち上げ参画/買取実績千件以上
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「金は上がるのにプラチナは上がらない」──工業需要と投資需要で読み解く、2026年貴金属市場の本当の話

プラチナの査定をしていると、毎日と言っていいほど聞かれる質問があります。「金は1g15,000円超えてるのに、なんでプラチナは6,000円しないんですか?」──業界20年の私から、この質問に正直に答えます。これは、金とプラチナが「同じ貴金属」と思われがちですが、実は全く違う性格を持つ金属だからです。 10年前、プラチナの査定額をお伝えして「えっ、もっと高いと思ってた」と落胆されるお客様は、月に1〜2人でした。それが今は、ほぼ毎日です。婚約指輪、結婚指輪、両親から譲り受けた喜平のネックレス──「これ、30年前に父が80万円で買ったんです」と持ち込まれた個体が、地金査定で20万円台。お客様が「そんなはずないでしょ」と困惑される瞬間が、現場で本当に増えました。 なぜこんなことが起きているのか。金とプラチナの「役割」が完全に分かれたからです。金は今、世界中の中央銀行・投資家・年金基金が「安全資産」として買い増している。インフレ、円安、地政学リスク、株価不安──何かあるたびに金が買われる。だから2010年代の1g4,000円台から、今は1g15,000円超え。約4倍です。 一方、プラチナは「産業の素材」としての性格が強い。需要の6割以上が自動車触媒、化学触媒、医療機器、燃料電池、水素関連です。だから景気の波、自動車生産台数、EV化のスピード、規制動向にダイレクトに影響される。2026年現在、EV化が進んで「ガソリン車・ディーゼル車の触媒需要が減るのでは」という見方が常にプラチナ価格の上値を抑えている。同時に「水素エコノミーが本格化すれば燃料電池触媒として需要が爆発する」という期待もあって、市場が方向感を出せていない状態です。 ただ、業界の現場感として伝えたいのは、プラチナは「いらない金属」ではないということ。むしろ私個人としては、ここ数年の価格は「不当に低い」と感じています。希少性で言えば、地球上の埋蔵量はプラチナの方が金より少ない。年間採掘量も、金の約1/10程度です。それなのに価格が金より大きく安い──歴史的に見ると、これは異常な状態です。だから「保有を続ける」という選択も、決して間違いではありません。 現場で査定していて思うのは、お客様の「売り方」が変わってきたこと。10年前なら「全部まとめて売る」が普通でした。今は「重いチェーンだけ売って、思い出のリングは残す」「金は売らずプラチナだけ売る」といった、選別売却が増えてきました。これは正しい判断だと思います。プラチナ価格が金ほど上がっていない今、状態の悪いチェーン、片方だけのピアス、デザインが古すぎて再販困難な指輪は、地金価値が出る今のうちに整理する。一方、ブランドジュエリーや思い出の品は、無理に売らず保有を続ける──。 最後に、お客様にお伝えしたいのは──プラチナと金を「ひとくくり」にしないでくださいということ。Pt900の喜平とK18の喜平が同じ重さでも、査定額は今、3倍以上の差がつきます。これを知らずに「貴金属まとめて売ります」と言うと、不利な計算をされるリスクがあります。査定時は必ず「金とプラチナを分けて見せてください」とお伝えください。誠実な店ほど、その依頼に真摯に応えてくれます。それが、業界20年見てきた現場からのアドバイスです。
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