旧型iPhoneを売るなら、基本的には秋の新型発表前が有利です。新型発表後は買い替えで旧型の売却が増え、中古在庫が膨らんで買取価格が下がりやすいからです。この記事では、発表前後の相場下落カーブ、残債あり端末でも売れる仕組み、査定で見られるポイント、売却前の必須準備までを解説します。
iPhone相場は新型発表前後で大きく動く
iPhoneの中古相場は、年間を通じて一定ではありません。特に大きく動くのが、秋の新型発表前後です。新型iPhoneの噂が出始める夏頃から、ユーザーは買い替えを意識し始めます。発表イベントが近づくと、「今のiPhoneを売って新型の購入資金にしたい」という需要が増えます。
そして発表後、新型の価格、性能、カメラ、AI機能、ストレージ構成、カラーなどが明らかになると、旧型を売る人がさらに増えます。その結果、中古市場では旧型iPhoneの在庫が増え、買取価格が下がりやすくなります。特に下がりやすいのは、次のようなモデルです。
- 新型の1〜2世代前の通常モデル
- 容量が少ないモデル
- バッテリー最大容量が低い端末
- キャリア版
- 画面や背面に傷がある端末
- 残債あり、ネットワーク利用制限△の端末
- 新型と性能差が大きく見えるモデル
iPhoneは人気が高い一方で、中古市場に出回る台数も多い品目です。つまり、「需要があるからいつでも高く売れる」のではなく、「供給が増える前に売る」ことが重要になります。
発表前後の相場下落カーブ
旧型iPhoneの相場は、新型発表を境に段階的に下がることが多いです。大まかなイメージは次の通りです。
| 時期 | 相場の動き | 売却判断 |
|---|---|---|
| 6〜7月 | 比較的安定 | 早めに売るなら有利 |
| 8月 | 新型の噂でやや弱含み | 売却検討開始 |
| 発表2〜3週間前 | 売却希望者が増え始める | まだ間に合う時期 |
| 発表直後 | 査定額が下がりやすい | 急ぐべきタイミング |
| 予約開始後 | 在庫増で下落しやすい | 価格比較が重要 |
| 発売後1〜2週間 | 旧型の売却が集中 | 下落幅が広がりやすい |
| 年末商戦前 | 一部モデルは再需要あり | 状態次第で回復もあり |
| 年明け以降 | 型落ち感が強まる | 早期売却が無難 |
特に注意したいのは、新型発表直後から発売後1〜2週間です。この時期は、旧型iPhoneを売る人が一気に増えます。買取店側も在庫が増えることを見越して、査定価格を早めに調整することがあります。つまり、発表後に「新型の内容を見てから売ろう」と考えていると、同じことを考えている人が多く、売却タイミングが重なってしまいます。高く売りたいなら、新型発表の前に査定額を確認し、納得できる価格なら早めに売るのが現実的です。
発表前に売るメリット
旧型iPhoneを発表前に売る最大のメリットは、相場が崩れる前に売却できることです。新型発表前は、まだ旧型モデルの中古価格が大きく下がっていないことが多く、買取店側も一定の販売価格を見込めます。特に、次のような人は発表前売却が向いています。
- 新型iPhoneを購入する予定がほぼ決まっている
- 旧型iPhoneをサブ機として使う予定がない
- バッテリー劣化が進む前に売りたい
- 画面割れや故障リスクを避けたい
- 少しでも高く売りたい
- 残債があるが売却可能か確認したい
- 家族の使わないiPhoneをまとめて売りたい
iPhoneは毎日使うものなので、売却を先延ばしにするほど傷や劣化のリスクがあります。落下による画面割れ、バッテリー最大容量の低下、水濡れ、不具合などが起きると、査定額は大きく下がります。新型を買う予定があるなら、「発売後に売る」のではなく、「発表前に相場を確認する」ことが大切です。
発表後に売るメリットもある
一方で、発表後に売るメリットもあります。新型iPhoneの内容を見てから、本当に買い替えるか判断できるからです。たとえば、新型の価格が高すぎる、性能差が思ったほどない、カメラ性能に大きな差がない、デザインが好みではない、と感じた場合は、今使っているiPhoneを継続利用する判断もできます。
また、発表後に新型の価格が明らかになることで、旧型モデルの中古需要が一時的に残ることもあります。新型が高額になった場合、「新品ではなく1〜2世代前の中古iPhoneで十分」と考える人が増えるためです。そのため、発表後すぐに必ず暴落するとは限りません。ただし、売却希望者も同時に増えるため、査定額は下がりやすくなります。発表後に売るなら、発売日を待たずに、発表直後から予約開始前後の早いタイミングで動くのがよいでしょう。
高く売れやすい旧型iPhoneの特徴
旧型iPhoneでも、高く売れやすい端末には共通点があります。特に査定で評価されやすいのは、次のような端末です。
- Proシリーズ
- Pro Maxシリーズ
- SIMフリー版
- 256GB以上の大容量モデル
- 人気カラー
- バッテリー最大容量が高い
- 画面・背面に傷が少ない
- カメラやFace IDに不具合がない
- 箱・ケーブルなど付属品がある
- Apple IDからサインアウト済み
- 「探す」がオフになっている
- ネットワーク利用制限が○
特に、SIMフリー版とネットワーク利用制限○の端末は、買取店側も再販売しやすいため評価されやすいです。また、Proモデルはカメラ性能や処理性能を重視するユーザーからの中古需要が強く、通常モデルより値崩れしにくい傾向があります。一方で、無印モデルや容量の少ないモデルは流通量が多いため、発表後の在庫増の影響を受けやすくなります。
下がりやすい旧型iPhoneの特徴
新型発表前後で特に下がりやすいのは、再販売時に差別化しにくい端末です。たとえば、次のようなiPhoneは査定が弱くなりやすいです。
- 64GBや128GBなど容量が少ないモデル
- バッテリー最大容量が80%台前半以下
- 画面に目立つ傷がある
- 背面ガラスが割れている
- カメラに傷やくもりがある
- Face IDが使えない
- 水没反応がある
- キャリア版でSIMロック解除されていない
- 残債ありでネットワーク利用制限△
- 付属品がない
- 初期化やApple ID解除ができていない
特に、Face ID不良、カメラ不良、画面割れ、背面割れは大きな減額要因です。iPhoneは中古需要が大きい反面、購入者も状態をよく見ます。同じモデルでも、状態が良い端末と傷の多い端末では、買取価格に大きな差が出ます。
残債あり端末でも売れるのか
分割払い中のiPhone、いわゆる残債あり端末でも、買取してもらえる場合があります。ただし、通常の端末より注意点が多くなります。残債あり端末で重要なのは、ネットワーク利用制限の状態です。ネットワーク利用制限とは、携帯キャリアが端末の支払い状況や契約状態に応じて、通信利用に制限をかける可能性を示すものです。一般的には、次のように表示されます。
| 表示 | 意味 | 買取への影響 |
|---|---|---|
| ○ | 支払い完了または問題なし | 高く売れやすい |
| △ | 分割払い中・残債あり | 買取可能だが減額されやすい |
| × | 利用制限中 | 買取不可または大幅減額 |
| - | 確認不可 | 業者判断になる |
残債ありでも、ネットワーク利用制限が△であれば、買取可能な業者はあります。ただし、支払いが滞って将来的に×になるリスクがあるため、買取価格は通常より低くなることがあります。買取店によっては、残債あり端末を買取不可にしている場合もあります。一方で、残債あり専門、または減額前提で買取している業者もあります。
なぜ残債ありでも売れるのか
残債あり端末でも売れる理由は、端末そのものに中古価値があるからです。たとえば、分割払い中でも、端末の状態が良く、Apple IDが解除されていて、ネットワーク利用制限が△であれば、再販売や部品取り、海外向け販売などのルートがある場合があります。
ただし、買取店側にはリスクがあります。もし売却後に元の契約者が支払いを止めると、ネットワーク利用制限が×になり、国内キャリア回線で使えなくなる可能性があります。そのため、残債あり端末は、通常の端末より買取価格が下がります。また、業者によっては、残債完済後に追加支払いをする仕組みや、一定期間後に再査定する仕組みを設けていることもあります。残債あり端末を売る場合は、買取価格だけでなく、売却後の条件も確認することが大切です。
残債ありiPhoneを売る前に確認すべきこと
残債ありiPhoneを売る前には、必ず以下を確認しましょう。
- 残債額
- 支払い回数
- ネットワーク利用制限の状態
- キャリア名
- SIMロック解除の有無
- Apple ID解除の可否
- 「探す」がオフになっているか
- 端末の初期化ができるか
- 買取店が残債あり端末に対応しているか
特に重要なのは、ネットワーク利用制限です。ネットワーク利用制限は、各キャリアの確認ページでIMEI番号を入力すると確認できます。IMEI番号は、iPhoneの設定画面や本体情報から確認できます。査定前にネットワーク利用制限を確認しておくと、買取店とのやり取りがスムーズになります。
残債あり端末を高く売るコツ
残債あり端末は、通常端末より査定が下がりやすいですが、少しでも高く売るためのコツがあります。まず、支払いが継続されていることが前提です。支払いに遅れがある場合、買取不可になる可能性があります。次に、できれば残債を完済してから売ることです。ネットワーク利用制限が△から○になれば、買取価格が上がる可能性があります。ただし、完済するためにまとまった資金が必要になるため、必ずしも全員に向いているわけではありません。
残債ありのまま売る場合は、残債あり対応の買取店を選ぶことが重要です。通常の買取店では低く見られる端末でも、残債あり端末に慣れている業者なら、適正に査定してくれることがあります。
Apple Trade Inと買取専門店の違い
旧型iPhoneを売る方法として、Apple Trade Inを使う方法と、買取専門店に売る方法があります。Apple Trade Inは、新しいApple製品の購入時に下取りとして利用しやすい点がメリットです。手続きも分かりやすく、Apple製品を買い替える人には便利です。一方で、買取専門店は現金化しやすく、機種や状態によってはApple Trade Inより高く売れる場合があります。比較すると、次のようになります。
| 売却方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| Apple Trade In | 手続きが簡単、新品購入と相性が良い | 現金ではなく割引・ギフトカードになる場合がある |
| キャリア下取り | 機種変更と同時に使いやすい | ポイント還元や条件付きの場合がある |
| 買取専門店 | 現金化しやすい、高額査定の可能性 | 店舗ごとに価格差がある |
| フリマアプリ | 高く売れる可能性 | トラブル・手数料・発送リスクあり |
| 中古スマホ専門店 | 相場に強い | 状態確認が厳しい場合あり |
高く売りたいなら、Apple Trade Inだけでなく、買取専門店の査定額も比較するのがおすすめです。特にProモデル、大容量モデル、SIMフリー端末、状態の良い端末は、専門店の方が高く評価されることがあります。
フリマアプリで売る場合の注意点
iPhoneはフリマアプリでも人気があります。ただし、フリマアプリで売る場合は注意が必要です。iPhoneは高額商品であり、購入者とのトラブルが起きやすい品目です。たとえば、次のようなトラブルがあります。
- バッテリー状態の認識違い
- 画面傷の見落とし
- ネットワーク利用制限の説明不足
- 残債あり端末のトラブル
- Apple ID解除忘れ
- 初期化不足
- 配送中の破損
- 受取後のクレーム
特に残債あり端末をフリマアプリで売る場合は、ネットワーク利用制限△であることを明記しないと、後でトラブルになる可能性があります。また、売却後に支払いを止めて端末が利用制限×になると、購入者との大きな問題になります。残債あり端末は、個人間取引よりも、対応している買取業者に売る方が安全です。
売却前に必ずやること
iPhoneを売る前には、個人情報を守るための準備が必要です。最低限、次の作業は必ず行いましょう。
- データをバックアップする
- 新しいiPhoneへデータ移行する
- Apple IDからサインアウトする
- 「探す」をオフにする
- iCloudからログアウトする
- すべてのコンテンツと設定を消去する
- SIMカードを抜く
- eSIMを削除する
- 交通系ICやWallet情報を削除する
- ペアリングしているApple Watchを解除する
特に重要なのは、「探す」をオフにすることです。「探す」がオンのままだと、アクティベーションロックがかかり、次のユーザーが使えません。その場合、買取不可になることがあります。また、初期化しただけではApple IDの紐づきが完全に解除されていない場合もあります。売却前には、必ずApple IDからサインアウトし、「探す」をオフにしてから初期化しましょう。
査定で見られるポイント
iPhone買取では、次のポイントが査定に大きく影響します。
| 査定項目 | 見られるポイント |
|---|---|
| モデル | Pro、Pro Max、通常モデルなど |
| 容量 | 128GB、256GB、512GB、1TBなど |
| 状態 | 画面傷、背面傷、フレーム傷 |
| バッテリー | 最大容量、交換履歴 |
| 動作 | Face ID、カメラ、スピーカー、充電 |
| ネットワーク | SIMフリー、利用制限○・△・× |
| 付属品 | 箱、ケーブル、説明書 |
| ロック解除 | Apple ID解除、「探す」オフ |
| 残債 | 完済済みか分割中か |
特に、バッテリー最大容量は重要です。バッテリー最大容量が高い端末は、次の購入者がそのまま使いやすいため、査定で評価されやすくなります。逆に、バッテリー劣化が進んでいる端末は、交換前提で見られるため減額されやすくなります。
売るならいつがベストか
旧型iPhoneを売るベストタイミングは、目的によって変わります。少しでも高く売りたいなら、新型発表の1〜2か月前から査定を取り、発表前に売るのが有利です。新型の内容を見てから判断したいなら、発表直後に素早く動くのがよいでしょう。新型発売後まで待つ場合は、相場下落をある程度受け入れる必要があります。整理すると、次のようになります。
| 目的 | おすすめ時期 |
|---|---|
| 高く売りたい | 新型発表前 |
| 新型を見てから判断したい | 発表直後 |
| 機種変更と同時に処分したい | 予約開始〜発売直後 |
| サブ機として使うか迷う | 発表後に判断 |
| 残債を完済してから売りたい | 完済後すぐ |
| 壊れる前に売りたい | 早めの査定 |
iPhoneは時間が経つほど基本的には価値が下がります。特に新型発表前後は相場が動きやすいため、迷っているならまず査定額を確認するのがおすすめです。
iPhone・スマホの買取に強い専門店・チェーン
iPhoneは、中古スマホ専門店だけでなく、家電量販系や総合リユースチェーンも全国で幅広く買取に対応しています。同じ端末でも店によって査定が変わるため、複数社で比較するのがおすすめです。リタウンでは、各チェーンの全国店舗を都道府県別に確認できます。
中古スマホ・デジタル機器に強い専門店:
- じゃんぱら(中古スマホ・パソコン・カメラ・ゲーム)
- イオシス(中古スマホ・タブレット・ガジェット)
- ダイワンテレコム(スマホ買取・iPhone修理)
- クイック(携帯・スマホ高価買取)
- ケータイゴッド(スマホ・ゲーム機買取)
- HISモバイル(スマホ買取・販売)
- ソフマップ(スマホ・PC・デジタル家電)
- ヨドバシカメラ(スマホ・カメラ・PC・ゲーム)
スマホも扱う総合リユース・買取チェーン:
- ゲオ(スマホ・ゲーム・総合リユース)
- ブックオフ(BOOKOFF・総合リユース)
- セカンドストリート(総合リユース)
- ハードオフ(デジタル家電・総合リユース)
- 買取王国(総合買取・スマホ)
- 大黒屋(ブランド・スマホ・金券)
相場やお近くの店舗は、スマホ・タブレットの買取相場ページ、スマホ・タブレットの買取ガイド一覧、全国のリサイクルショップ・買取専門店一覧から確認できます。
まとめ:旧型iPhoneは新型発表前に相場確認するのが安全
旧型iPhoneは、秋の新型発表前に売る方が高く売れる可能性があります。新型発表後は、買い替えによって旧型iPhoneの売却が増え、中古市場の在庫が増えやすくなります。その結果、買取価格が下がることがあります。特に、通常モデル、容量が少ないモデル、バッテリー劣化が進んだ端末、キャリア版、残債あり端末は、相場下落の影響を受けやすいです。
一方で、Proモデル、大容量モデル、SIMフリー版、状態の良い端末は、発表後でも一定の需要があります。残債あり端末でも、ネットワーク利用制限が△であれば買取可能な業者はあります。ただし、完済済みの端末より査定額は下がりやすく、売却先選びが重要です。旧型iPhoneを売る前に確認すべきポイントは次の通りです。
- 新型発表前か発表後か
- モデルと容量
- バッテリー最大容量
- SIMフリーかキャリア版か
- ネットワーク利用制限の状態
- 残債の有無
- Apple ID解除と初期化
- 付属品の有無
- 複数店の査定額
新型iPhoneを買う予定があるなら、発売後に慌てて売るより、発表前から査定額を確認しておく方が安全です。iPhoneは人気が高い品目ですが、相場が動くスピードも早い品目です。使っていない旧型iPhone、買い替え予定のiPhone、家族の不要なiPhoneがある場合は、秋の新型発表前に一度査定しておくことをおすすめします。
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