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2026年金相場の急騰で買取現場に起きていること|18金・喜平・金貨の売り時と査定のリアル

公開:2026年6月10日19分で読める

2026年の金相場は買取業界にとって非常に大きなテーマです。金価格の上昇によって、自宅に眠っていた指輪、ネックレス、喜平、ピアス、ブレスレット、金貨、インゴット、古いジュエリーを売却する人が増えています。2020年頃と比べると、金の買取単価は大きく上昇しており、以前なら数万円程度だと思っていた品物が、想像以上の査定額になるケースもあります。一方で、金相場が高い時期ほど、店頭表示価格と実際の買取額の乖離、手数料、目減り、メッキ品の誤査定、刻印不明品の扱いなど、買取店選びの注意点も増えています。この記事では、金1g単価の推移、18金・14金・10金の見方、喜平ネックレス・指輪・ピアスの査定、金貨の評価、売り時の判断軸、業者選びの注意点、ジュエリー査定で信頼を見極める方法まで、業界店長視点で解説します。

2026年6月、金相場の急騰で買取現場は大きく変わっている

2026年の金相場は、買取業界にとって非常に大きなテーマです。金価格の上昇によって、これまで自宅に眠っていた指輪、ネックレス、喜平、ピアス、ブレスレット、金貨、インゴット、古いジュエリーを売却する人が増えています。特に2020年頃と比べると、金の買取単価は大きく上昇しており、以前なら数万円程度だと思っていた品物が、想像以上の査定額になるケースもあります。

買取店の現場では、次のような相談が増えています。

  • 18金のネックレスを今売るべきか
  • 親から譲られた金の指輪はいくらになるか
  • 片方だけのピアスでも売れるか
  • 切れたネックレスでも買取できるか
  • 喜平ネックレスは高く売れるか
  • 金貨や記念コインは地金として売るべきか
  • 金相場がさらに上がるなら持ち続けるべきか

金相場が高くなると、売る側にとってはチャンスです。一方で、買取店側では査定の緊張感も高まります。1gあたりの単価が高くなるほど、重量の測り間違い、品位の見誤り、メッキ品の誤査定、手数料説明の不足が大きなトラブルにつながるからです。

特に金・プラチナの査定では、1点1点重さを測ることが信頼の基本です。まとめて重さを測るのではなく、18金、14金、10金、プラチナ、メッキ、石付き、刻印不明品を分けて確認し、お客様にも分かるように説明する。これができる買取店とできない買取店では、信頼度が大きく違います。

金1g単価の推移|2020年から2026年で何が変わったか

金の買取価格は、国際相場、為替、国内流通、買取店の手数料、精錬コスト、再販ルートによって変動します。2020年頃から2026年にかけて、金相場は大きく上昇しました。この変化によって、買取現場では次のようなことが起きています。

以前より少量でも査定額が大きくなった

以前は、細い指輪や小さなピアスでは大きな金額になりにくい印象がありました。しかし、金1g単価が上がると、数gのアクセサリーでも査定額が大きくなります。たとえば、18金の指輪、細いネックレス、片方だけのピアスでも、重量があればしっかり金額がつきます。

壊れたジュエリーの相談が増えた

切れたネックレス、曲がった指輪、片方だけのイヤリング、石が取れたリングなども、金としての価値があります。デザインとして使えなくても、地金価値があるため、買取対象になります。金相場が高い時期ほど、こうした壊れたジュエリーの持ち込みが増えます。

相見積もりが当たり前になった

金は相場が分かりやすい商品です。お客様もスマートフォンで金相場を調べてから来店することが増えました。そのため、買取店側も不透明な査定は通用しにくくなっています。「今日の18金は1gいくらですか」「手数料は引かれますか」「表示価格と実際の買取価格は同じですか」──こうした質問にきちんと答えられる店舗が選ばれやすくなっています。

査定ミスの損失が大きくなった

金相場が高いほど、査定ミスの損失も大きくなります。K18をK14と見誤る、メッキ品を金として買ってしまう、石の重量を差し引かずに計算する、刻印だけを信じて比重確認をしないなど、基本的な確認不足は大きな損失につながります。2026年の金買取では、買取店側の査定力がこれまで以上に問われています。

金1g単価の推移(田中貴金属公表 店頭小売価格ベース・年平均の目安)

以下は、田中貴金属工業の公表する店頭小売価格ベースで見たK24(純金)1gあたりの推移です。買取単価は店頭小売価格から数百円程度低くなるのが一般的です。

金相場の目安(K24・円/g)買取現場への影響
2020年約6,500円/g金売却への関心が高まり始めた時期
2021年約7,000円/gコロナ後の資産防衛需要が継続
2022年約8,500円/gインフレ・円安で金価格に注目
2023年約9,500円/g貴金属買取の相談が増加
2024年約13,500円/g高値圏で売却する人が増加
2025年約18,000円/g金・プラチナの相見積もりが一般化
2026年6月約25,000円/g売却希望者が急増、買取店の説明力が重要に

2020年に約6,500円/gだったK24相場は、2026年6月時点で約25,000円/gと、わずか6年で約4倍に上昇しました。特に2024年〜2026年の上昇ペースは過去に例がなく、買取現場でも「眠っていたジュエリーを今売りたい」という相談が急増しています。

18金・14金・10金の買取単価早見表

金の査定では、まず品位を確認します。品位とは、金がどれくらい含まれているかを示すものです。よく見かけるのは、K24、K22、K18、K14、K10などです。日本のジュエリーで特に多いのは18金です。ネックレス、指輪、ブレスレット、ピアス、イヤリング、ペンダントトップなどに多く使われています。

金の品位と特徴

品位金の含有率の目安主な品物
K24約99.9%インゴット、純金コイン、純金小判
K22約91.7%海外ジュエリー、金貨、一部アクセサリー
K18約75.0%指輪、ネックレス、喜平、ブレスレット
K14約58.5%海外ジュエリー、ピアス、アクセサリー
K10約41.7%カジュアルジュエリー、若年層向けアクセサリー

買取単価は、純金価格を基準に、品位ごとの含有率や買取店の手数料を考慮して決まります。

買取単価早見表(2026年6月10日時点の田中貴金属公表 店頭買取価格ベース・概算)

以下は、2026年6月10日時点の田中貴金属公表 店頭買取価格を参考にした品位別の概算早見表です。実際の買取店では、ここから1g数十円〜数百円の手数料・精錬費が引かれる場合があります。重量はそれぞれK24換算ではなく、品位ごとの実重量での計算です。

品位当日買取単価の目安5gの場合10gの場合30gの場合
K24(純金)約24,500円/g約122,500円約245,000円約735,000円
K22約22,500円/g約112,500円約225,000円約675,000円
K18約18,400円/g約92,000円約184,000円約552,000円
K14約14,300円/g約71,500円約143,000円約429,000円
K10約10,200円/g約51,000円約102,000円約306,000円

たとえば、K18のネックレスが30gある場合、田中貴金属の店頭買取相当で約55万円、50gの喜平ネックレスなら約92万円、100gの太い喜平なら約184万円という計算になります。買取店によっては手数料が引かれるため、実際の受取額はここから数千円〜数万円下がることもあります。1g単価と手数料の有無、両方を確認するのがポイントです。

実際の査定では、石の重量、チェーンの中空構造、刻印の有無、メッキ混入、破損状態なども確認します。そのため、単純に家庭用スケールで重さを測って計算した金額と、実際の買取額が完全に一致するとは限りません。

刻印がなくても査定できる場合がある

古いジュエリーや海外製品では、刻印が見当たらないことがあります。刻印がないからといって、必ずしも買取不可ではありません。買取店では、比重計、試金石、磁石、ルーペ、X線分析機などを使って確認することがあります。ただし、刻印不明品は査定に時間がかかったり、店舗によって判断が分かれたりすることがあります。

喜平ネックレス・指輪・ピアスの相場

金買取で特に相談が多いのが、喜平ネックレス、指輪、ピアスです。これらはデザイン価値よりも、地金価値で査定されることが多い品物です。

喜平ネックレス

喜平ネックレスは、金買取の中でも分かりやすく高額になりやすいアイテムです。K18の喜平ネックレスで、30g、50g、100gといった重量があるものは、金相場の影響を大きく受けます。査定で見られるポイントは以下です。

  • K18やK24などの品位
  • 重量
  • 留め具の状態
  • 刻印
  • 中空か無垢か
  • 造幣局検定マークの有無
  • 破損や修理跡

喜平は重量が分かりやすいため、相見積もりもしやすい商品です。買取店を選ぶ際は、1g単価と手数料を必ず確認しましょう。

指輪

金の指輪は、実家じまい、遺品整理、ジュエリーボックスの整理でよく出てきます。古いデザインでも、変形していても、石が取れていても、金としての価値があります。ただし、石付きリングの場合は、石の重量を差し引いて地金重量を計算することがあります。ダイヤモンドや色石に価値がある場合は、地金だけでなく宝石としての評価も確認しましょう。

ピアス・イヤリング

片方だけのピアスやイヤリングでも、金であれば買取対象になります。キャッチ部分だけが金の場合、本体だけが金の場合、メッキが混ざっている場合などがあるため、1点ずつ確認が必要です。小さなピアスでも数がまとまれば、それなりの重量になることがあります。

ブレスレット・ペンダントトップ

ブレスレットやペンダントトップも、金買取でよく出る品物です。ペンダントトップは石付きのものも多く、地金重量と石の価値を分けて評価する必要があります。

金貨|メイプルリーフ・カンガルー・干支金貨の評価

金貨は、地金価値とコインとしての価値の両方を見て査定されます。代表的な金貨には、メイプルリーフ金貨、カンガルー金貨、ウィーン金貨、クルーガーランド金貨、干支金貨、記念金貨などがあります。

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨は、世界的に流通量が多く、買取店でも査定しやすい金貨です。純金としての価値があり、重量も明確なため、比較的分かりやすく査定されます。

カンガルー金貨

カンガルー金貨も、地金型金貨として評価されやすい品物です。重量、品位、状態、ケースや保証書の有無によって査定が変わります。

干支金貨・記念金貨

干支金貨や記念金貨は、地金価値に加えてコレクション性が評価される場合があります。ただし、すべての記念金貨に大きなプレミアがつくわけではありません。基本的には、金の含有量と重量が査定の中心になります。

金貨査定で確認されるポイント

金貨の査定では、以下が確認されます。

  • 品位
  • 重量
  • 発行国
  • 発行年
  • 傷や変色
  • ケースの有無
  • 保証書の有無
  • プレミア性
  • 地金としての換金性

金貨は、傷をつけたり磨いたりしない方がよいです。自己流でクリーニングすると、コインとしての価値が下がることがあります。

売り時の判断軸|高値圏でも持ち続けるべきか

金相場が高い時期に多い質問が、「今売るべきか、それともまだ持っていた方がいいか」です。正直に言えば、将来の金価格を正確に予測することはできません。金は、国際情勢、為替、金利、インフレ、中央銀行の金購入、投資需要、地政学リスクなど、さまざまな要因で動きます。そのため、売り時は相場だけでなく、自分の目的で判断することが大切です。

売却を検討してよいケース

以下のような場合は、売却を検討する価値があります。

  • 使っていないジュエリーがある
  • 壊れた金製品がある
  • 相続品や遺品を整理したい
  • 金相場が高いうちに現金化したい
  • 生活費や事業資金に使いたい
  • 家族で分ける必要がある
  • 盗難リスクが気になる
  • 保管場所に困っている

特に、今後使う予定がない金製品は、相場が高い時期に現金化する選択肢があります。

持ち続けてもよいケース

一方で、以下のような場合は、無理に売る必要はありません。

  • 思い出の品である
  • 形見として残したい
  • 投資目的で長期保有したい
  • 金貨やインゴットとして保管している
  • すぐに現金化する必要がない
  • 家族の同意が取れていない

金は資産性のあるものです。短期的な相場だけでなく、家族の気持ちや保有目的も含めて判断しましょう。

一部売却という選択肢

迷う場合は、すべて売る必要はありません。喜平ネックレスを1本だけ売る、壊れたジュエリーだけ売る、思い出の指輪は残して使わないアクセサリーを売るなど、一部売却も有効です。金相場が高い時期は、不要なものだけ現金化し、大切なものは残すという判断がしやすい時期でもあります。

業者選びの注意点|店頭表示価格と実際の買取額の乖離

金買取で注意したいのが、店頭表示価格と実際の買取額の違いです。「本日K18 1gあたり〇〇円」と表示されていても、実際には手数料、目減り、精錬費、査定料などの名目で差し引かれる場合があります。もちろん、買取店によってルールは異なります。大切なのは、表示価格と実際に受け取れる金額が一致しているかを確認することです。

確認すべきポイント

金を売る前に、以下を確認しましょう。

  • K18の1gあたり実際の買取単価
  • 手数料の有無
  • 査定料の有無
  • 目減り分の扱い
  • 石付きジュエリーの計算方法
  • メッキ混入時の扱い
  • キャンセルできるか
  • その場で重量を見せてくれるか
  • 明細を出してくれるか

信頼できる買取店は、重量、品位、単価、合計金額を明確に説明してくれます。

1点ずつ測る店舗は信頼しやすい

ジュエリーは、1点1点重さを測るのが信頼の基本です。特に以下のような品物は、まとめて測らず分けて確認する必要があります。

  • K18
  • K14
  • K10
  • Pt900
  • Pt850
  • メッキ品
  • 石付きリング
  • 刻印不明品
  • 片方だけのピアス
  • 壊れたチェーン

品位が違うものをまとめて測ると、正確な査定ができません。お客様の前で重量を測り、品位ごとに分けて説明してくれる店舗を選びましょう。

極端に高い表示価格には注意

相場より極端に高い価格を表示している店舗には注意が必要です。実際には条件付きだったり、手数料が引かれたり、特定のインゴットだけが対象だったりする場合があります。「表示価格が高いから即決」ではなく、実際にいくら受け取れるかで比較しましょう。

売却前の準備

金を売る前には、少し準備しておくだけで査定がスムーズになります。

1. 品物をまとめる

指輪、ネックレス、ブレスレット、ピアス、金貨、インゴットなどをまとめておきましょう。ただし、買取店では品位ごとに分けて査定するため、自分で無理に分類する必要はありません。

2. 付属品を探す

金貨、インゴット、ブランドジュエリーの場合は、ケース、保証書、鑑定書、購入証明書があると査定に役立ちます。特にブランドジュエリーは、地金価値だけでなくブランド価値が評価される場合があります。

3. 壊れていても捨てない

切れたネックレス、変形した指輪、片方だけのピアスでも、金として価値があります。壊れているからといって捨てないようにしましょう。

4. 石を外さない

石付きリングやペンダントトップは、自分で石を外さない方が安全です。傷をつけたり、価値ある宝石を失ったりする可能性があります。査定時に、石の扱いを確認しましょう。

5. 家族の同意を取る

遺品や相続品の場合は、家族の同意を取ってから売却しましょう。金は高額になりやすいため、兄弟姉妹間のトラブルにつながることがあります。

6. 複数店舗で比較する

金は相見積もりしやすい商品です。特に重量がある喜平ネックレス、金貨、インゴット、遺品ジュエリー一式などは、複数店舗で比較する価値があります。

7. 身分証明書を用意する

買取には本人確認が必要です。運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など、本人確認書類を用意しておきましょう。

FAQ|金買取2026でよくある質問

2026年は金の売り時ですか?

金相場は高値圏にあり、使っていないジュエリーや壊れた金製品を売るには検討しやすい時期です。ただし、将来の相場は予測できません。すぐに現金化したいのか、資産として持ち続けたいのか、目的で判断しましょう。

18金のネックレスはどうやって査定されますか?

まずK18の刻印や品位を確認し、重量を測ります。その後、当日の18金買取単価を掛けて査定額を出します。石付きやメッキ混入、留め具部分の素材違いがある場合は、細かく確認されます。

片方だけのピアスでも売れますか?

金であれば片方だけでも買取対象になります。小さなピアスでも、K18やK14であれば重量に応じて査定されます。キャッチだけ金の場合もあるため、1点ずつ確認してもらいましょう。

切れたネックレスや壊れた指輪でも売れますか?

売れます。金製品はデザインとして使えなくても、地金として価値があります。切れたネックレス、変形した指輪、石が取れたリングでも、金として査定できます。

金貨はジュエリーより高く売れますか?

金貨は品位や重量が明確なため、地金価値として評価されやすいです。メイプルリーフ金貨、カンガルー金貨、ウィーン金貨などは査定しやすい金貨です。記念金貨や干支金貨は、地金価値に加えてプレミアがつく場合もあります。

店頭表示価格と実際の買取額が違うことはありますか?

あります。表示価格は高く見えても、手数料や条件によって実際の受取額が下がる場合があります。売却前に、1g単価、手数料、重量、合計金額、明細の有無を確認しましょう。

金を売るときに手数料はかかりますか?

店舗によります。手数料無料の店舗もあれば、精錬費や目減り分などの名目で差し引く店舗もあります。重要なのは、最終的にいくら受け取れるかです。

金相場がもっと上がるまで待つべきですか?

将来の相場は誰にも正確には分かりません。すぐ使わない資産として保有する選択肢もありますが、使っていないジュエリーや遺品整理品は、高値圏で一部売却する方法もあります。

まとめ|金相場急騰時代の買取は「単価」と「説明力」で選ぶ

2026年の金買取市場では、金相場の急騰によって売却希望者が増えています。18金ネックレス、喜平、指輪、ピアス、ブレスレット、金貨、インゴット、壊れたジュエリーなど、これまで眠っていた金製品が高額査定になる可能性があります。

一方で、金相場が高い時期ほど、買取店選びは重要です。店頭表示価格だけで判断せず、実際の1g単価、手数料、重量の測り方、品位ごとの説明、明細の有無を確認しましょう。信頼できる買取店は、ジュエリーを1点1点測り、K18、K14、K10、プラチナ、メッキ品を分けて説明してくれます。

金は相見積もりしやすい商品です。特に喜平ネックレス、金貨、インゴット、遺品ジュエリー一式のように重量があるものは、複数店舗で比較するだけで手取りが変わることがあります。2026年の金相場は、売る側にとって大きなチャンスです。ただし、売り時は相場だけでなく、自分の目的、家族の同意、思い出の価値、現金化の必要性を含めて判断しましょう。使っていない金製品があるなら、まずは重さと品位を確認し、貴金属カテゴリの買取相場ページ全国の貴金属買取対応店舗一覧から、信頼できる買取店で現在の価値を見てもらうことをおすすめします。

藤木 秀行リタウン代表
元・某大手銀行員/元・某大手フランチャイズ買取専門店 店長/出張買取専門ショップ立ち上げ参画/買取実績千件以上
プロフィール詳細 ›

ジュエリーは1点1点重さを測るのが信頼の基本──まとめて重さを測る店、手数料を曖昧にする店には注意してください

金の査定現場では、品物を見るだけではなく、お客様の状況を見ることも重要です。金相場が急騰すると、「売りたい」という人が一気に増えます。昔買ったネックレス、親からもらった指輪、片方だけのピアス、壊れたブレスレット、遺品のジュエリー──普段は眠っていた金製品が、相場上昇をきっかけに店頭へ出てきます。 ただ、金査定で大切なのは、高く買うことだけではありません。信頼してもらうことです。現場で感じるのは、お客様は査定員をよく見ているということです。1点1点きちんと見ているか。重さを目の前で測っているか。K18、K14、K10を分けて説明しているか。石の重量をどう扱うか説明しているか。手数料を曖昧にしていないか。売却を急がせていないか。こうした対応を、お客様は敏感に感じ取ります。 特に金は、家族の思い出や遺品であることも多いです。お客様自身も、価値があることは分かっている。しかし、本当にこの店に売っていいのか、安く買われていないか、不安を持っています。だからこそ、金査定では透明性が重要です。ジュエリーは1点1点重さを測る。品位ごとに分ける。分からないものは分からないと伝え、必要なら確認する。査定額の根拠を説明する。これができるだけで、お客様の表情は変わります。 逆に、まとめて重さを測り、明細を出さず、「全部でいくらです」とだけ伝える査定は、信頼を失いやすいです。お客様もスマホで相場を調べていますから、「なんとなくの提示金額」では納得していただけません。1g単価×重量×品位の計算を、お客様の前で見せられる店舗かどうか──ここが現代の金買取の分かれ目です。 金相場が高い時期は、買取店にとって大きなチャンスです。しかし、同時に比較される時代でもあります。お客様は相場を調べています。複数店舗を回ります。口コミも見ます。その中で選ばれるのは、単に高い店ではなく、納得できる説明をしてくれる店です。本物のお客様は、金額だけでなく、対応を見ています。 そして、一度信頼してもらえると、金だけで終わらないことがあります。ジュエリーの次に、時計、ブランド品、切手、古銭、骨董品、遺品整理の相談につながることがあります。金査定は、買取店にとって入口です。その入口で信頼を作れるかどうかが、次の大きな案件につながります。
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