農機具・耕運機・草刈機の買取価格
クボタ・ヤンマー・イセキのトラクター、耕運機・管理機、草刈機・チェーンソーなど農機具の買取相場です。海外輸出需要があるため旧型・不動品でも値段がつくことがあるのが特徴。型式・稼働時間・エンジン始動性が査定のポイントで、重量物のため出張買取が最適です。
農機具の買取価格は、小型トラクター(〜20馬力)で 50,000円〜300,000円前後、中型トラクター(20〜40馬力)で 200,000円〜800,000円前後、耕運機・管理機で 3,000円〜100,000円前後、チェーンソーで 2,000円〜80,000円前後 が目安です。エンジンがかからない不動のトラクターでも、海外輸出需要により10,000円〜100,000円前後の値段がつくことがあります。本記事では、品目別の買取価格早見表、旧型・不動品でも売れる理由、メーカー別の査定傾向、査定で見られるポイント、減額要因、高く売るコツ、出張買取の活用法までを詳しく解説します。
農機具の買取価格早見表【2026年】
まずは品目別の買取価格目安です。型式・年式・稼働時間・状態によって幅があり、人気メーカーの状態の良い機体は上限側、長期放置・不動の機体は下限側になります。
| 品目 | 買取価格の目安 |
|---|---|
| 小型トラクター(〜20馬力) | 50,000円〜300,000円前後 |
| 中型トラクター(20〜40馬力) | 200,000円〜800,000円前後 |
| 不動トラクター(部品取り・輸出向け) | 10,000円〜100,000円前後 |
| 耕運機・管理機 | 3,000円〜100,000円前後 |
| 業務用草刈機・刈払機 | 5,000円〜30,000円前後 |
| チェーンソー | 2,000円〜80,000円前後 |
| コンバイン・田植機 | 要個別査定(10,000円〜300,000円前後) |
| 運搬車・動力噴霧器・籾すり機等 | 3,000円〜50,000円前後 |
農機具は「動かないから値段がつかない」とは限らない、リサイクル買取の中でも特殊なジャンルです。家電であれば製造10年を超えるとほぼ値段がつきませんが、農機具は20年前・30年前の機体でも、メーカーと型式によってはしっかり買取対象になります。
一方で、同じ品目でも型式・馬力・稼働時間・保管状態によって査定額の幅が非常に大きいのも特徴です。処分費を払って廃棄する前に、まずは型式を確認して査定に出すことをおすすめします。
旧型・不動の農機具でも売れる理由|海外輸出需要
農機具買取の最大の特徴は、海外輸出という再販ルートがあることです。東南アジア・アフリカ・中東などの農業国では日本製中古農機の人気が非常に高く、「壊れにくい」「部品が手に入る」「修理しながら長く使える」という評価が定着しています。
特にクボタ・ヤンマー・イセキの国産3大メーカーは、海外でも部品供給網と修理ノウハウが広く行き渡っているため、エンジンがかからない不動機でも「現地で修理して使う」「部品取りにする」前提で取引が成立します。国内では処分費がかかりそうな古いトラクターが、輸出ルートではコンテナに載って海を渡っていく。これが、農機具の査定が他のジャンルと根本的に違う理由です。
ただし、輸出需要が厚いのは主にトラクター・耕運機・コンバインなどのエンジン機械で、家庭用の安価な電動草刈機や経年劣化の激しい樹脂部品中心の機械は対象になりにくい傾向があります。また、買取店が輸出ルートを持っているかどうかで査定額が大きく変わるため、農機具の取り扱い実績がある店に査定を依頼することが重要です。
品目別の査定傾向
トラクター
農機具買取の主役です。査定の軸は、メーカー・型式・馬力・稼働時間(アワーメーター)・エンジンの状態の5点。小型クラス(〜20馬力)は家庭菜園・小規模農家から海外輸出まで需要層が厚く、中型クラス(20〜40馬力)は現役農家の実需があるため、状態が良ければまとまった査定になります。ロータリーなどの作業機が付いたままの機体は、外して別々に売るより一体で査定に出す方が評価されやすい傾向があります。
不動のトラクターも諦める必要はありません。エンジン不調・電装不良などで動かなくても、輸出・部品取り需要で1万円〜10万円前後の値段がつくことがあります。重量物のため自走できなくても、買取店側が積載車で引き取るのが一般的です。
耕運機・管理機
ホンダ・クボタ・ヤンマー・イセキ・三菱などの耕運機・管理機は、家庭菜園需要に支えられて国内の中古市場が安定しています。小型で運びやすく再販しやすいため、買取対象になりやすい品目です。リコイルスターター(手動始動)の引きの軽さ、キャブレターの詰まり、オイル漏れが確認ポイントで、毎年使われていた機体は長期放置品より評価が上がる傾向があります。畝立て・培土用のアタッチメントが揃っていると、さらにプラス材料になります。
草刈機・刈払機
家庭用の安価な電動草刈機は値段がつきにくい一方、共立・新ダイワ・ゼノア・スチールなどの業務用エンジン式刈払機・背負い式草刈機は中古需要があります。排気量クラス・メーカー・始動性が評価軸で、プロ向けの上位クラスほど査定がつきやすくなります。自走式・乗用タイプのモア(草刈機)は別枠の評価で、状態が良ければ数万円規模の査定になることもあります。
チェーンソー
チェーンソーはスチール(STIHL)とハスクバーナの2大ブランドが査定の中心です。プロ向けの排気量の大きいクラスは中古でも指名買いが多く、状態の良い個体は数万円規模になります。国産の共立・新ダイワ・ゼノアも買取対象です。ソーチェーン(刃)とガイドバーは消耗品として交換前提で見られるため、査定ではエンジン本体の状態が重視されます。
コンバイン・田植機・運搬車
コンバイン・田植機は、条数・年式・稼働時間によって評価が大きく分かれるため、基本的に個別査定になります。状態の良い稼働機なら数十万円規模もあり得る一方、長期放置でベルト・クローラーが傷んだ機体は大きく下がります。クローラー式の運搬車、動力噴霧器、籾すり機、乾燥機などの周辺機械も買取対象になることが多いため、納屋の整理ではまとめて査定に出す価値があります。
メーカー別の評価
クボタ・ヤンマー・イセキ
国産農機の3大メーカーで、中古市場でも輸出市場でも指名需要があります。この3社の機体は不動でも値段がつく可能性が高く、「動かないから廃棄」と判断する前に必ず査定に出したいブランドです。特にトラクターは、型式と馬力さえ分かれば事前見積もりの精度が高く、話が早く進みます。
ホンダ
耕運機と汎用エンジンで高い知名度を持ち、家庭菜園層からの中古需要が安定しています。小型耕運機・管理機は再販しやすく、買取がつきやすいメーカーです。エンジンの始動性が良い個体は上限側の評価を狙えます。
共立・新ダイワ
刈払機・チェーンソー・動力噴霧器などの林業・造園機械に強い国産メーカーです(現在はやまびこグループ)。業務用クラスは中古需要があり、複数台のまとめ売りで評価されやすくなります。
スチール・ハスクバーナ
ドイツのスチールとスウェーデンのハスクバーナは、チェーンソーの世界的な2大ブランドです。プロ向けモデルは中古でも探している人が多く、農機具・林業機械の中では単価の高いジャンルです。バッテリー式の上位モデルも買取対象になります。
査定で見られるポイント
まず型式と稼働時間です。機体の型式プレートと、トラクター・コンバインならアワーメーター(稼働時間計)が査定の出発点になります。同じメーカーでも型式で価値が数倍変わるため、型式が分かるだけで見積もりの精度が大きく上がります。
次にエンジンの始動性。一発でかかるか、かかった後のアイドリングが安定しているか、異音や白煙・黒煙がないかが確認されます。長期放置の機体は無理に始動を繰り返すと状態を悪化させることがあるため、かからない場合はそのまま伝える方が安全です。
さらにオイル漏れ・燃料漏れの有無。機体下部の滲みや漏れ跡は整備コストとして査定に織り込まれます。爪・刃・ロータリーの消耗も確認項目で、耕運爪のすり減りやロータリーの曲がりは交換前提の評価になりますが、人気機種なら大きな問題にならないことも多いです。
最後にタイヤ・クローラーの状態。トラクターのタイヤのひび割れ、コンバイン・運搬車のゴムクローラーの亀裂・切れは減額要因になります。逆に交換から日が浅い場合は、その旨を伝えるとプラス材料になります。
買取価格が下がりやすいケース
- エンジンの焼き付き・内部腐食が激しい
- 型式プレートが欠落・判読不能
- オイル漏れ・燃料漏れの放置
- クローラーの切れ・タイヤの深いひび割れ
- 雨ざらし保管によるサビ・電装系の劣化
- 家庭用の安価な電動草刈機・ノーブランド機
ただし、減額要因があっても値段がつくケースは多くあります。農機具は「状態が悪いから廃棄」と自己判断するのが一番の損失になりやすいジャンルです。屋根のある納屋で保管されていた機体は、年式が古くても状態が良いことが多く、査定で良い意味で裏切られることがあります。
農機具を高く売るコツ
第一に、型式プレートとアワーメーターの写真を撮っておくこと。事前に型式・馬力・稼働時間を伝えられると見積もりの精度が上がり、出張当日の話も早くなります。スマホで型式プレート・メーター・全体・気になる箇所の4枚を撮っておくのがおすすめです。
第二に、泥を落とす程度の清掃をしておくこと。型式プレートと外観が確認できるだけで査定がスムーズになります。ただし、高圧洗浄機でエンジンや電装部を洗うのは逆効果です。水が入って始動不良を起こすと、かえって減額の原因になります。あくまで「泥を払う程度」にとどめましょう。
第三に、アタッチメント・付属品を揃えること。ロータリー・培土器・代かきハロー・予備の爪・取扱説明書などは、本体とセットで査定に出すと評価が上がりやすくなります。納屋の奥の付属品も忘れずに確認してください。
第四に、売り時を意識すること。農機具の需要は、春作業前の2〜4月と稲刈り前の8〜9月に高まる傾向があります。使わないと決めた機体は、次のシーズン前に売るのが有利です。
農機具の売却は出張買取が最適
トラクターは数百kg〜1トン超、耕運機でも数十kgと、農機具は持ち込みが現実的ではない重量物です。買取店側も積載車・ユニック車で引き取りに来るのが前提のジャンルで、出張買取・現地査定が標準スタイルになっています。
納屋・倉庫の整理、離農、実家じまいの場面では、トラクターから耕運機・草刈機・チェーンソー・電動工具・運搬車まで一括で査定してもらうのが効率的です。1点では出張対象になりにくい小物も、まとめることで買取対象になりやすく、処分費の削減と売却額アップの両方が狙えます。
搬出条件も査定に影響します。「庭先まで出してある」「舗装路に積載車を付けられる」状態なら搬出コストが小さく、その分査定は安定します。納屋の奥にある場合も無理に動かす必要はなく、現状を伝えれば店側が搬出方法を含めて見積もりしてくれます。
状態別の評価目安
同じ型式でも、保管状態と整備状態によって査定は大きく変わります。おおよその目安は以下のとおりです。
| 状態 | 評価の目安 |
|---|---|
| 納屋保管・毎年稼働・整備されている | 相場上限付近 |
| 納屋保管・数年放置・始動可 | 相場中央値前後 |
| 屋外保管・始動可 | 相場下限付近 |
| 不動・部品取り | 輸出・部品価値での評価 |
ポイントは「雨ざらしかどうか」です。農機は屋外保管でサビと電装劣化が一気に進むため、同じ年式・同じ稼働時間でも、納屋保管の機体とは別物として評価される傾向があります。今後売却する可能性のある機体は、シートをかけておくだけでも価値の目減りを抑えられます。
登録・書類の確認も忘れずに
公道走行のためにナンバーを取得しているトラクターは、市区町村への返納手続きや名義の確認が必要になる場合があります。売却時には、所有者の分かる書類や購入時の資料があると話がスムーズです。また、盗難農機の流通防止の観点から、買取時には本人確認が行われます。書類が見当たらない場合も相談は可能なので、現状をそのまま伝えてください。
処分費とのバランスで考える
農機具を廃棄する場合、運搬費・処分費で数万円かかることが珍しくありません。つまり「買取0円」でも引き取ってもらえれば処分費分が浮く計算になり、数万円の値段がつけばその差はさらに広がります。離農・相続・実家じまいで農機具が残った場合は、廃棄業者に連絡する前に、まず買取査定で値段を確認するのが正しい順番です。
まとめ
農機具の買取価格は、小型トラクターで5万〜30万円、中型トラクターで20万〜80万円、耕運機・管理機で3千円〜10万円、チェーンソーで2千円〜8万円が目安です。海外輸出需要があるため、旧型・不動でもクボタ・ヤンマー・イセキの機体なら値段がつく可能性があります。
査定額を左右するのは、型式・稼働時間・エンジンの始動性・保管状態です。型式プレートとアワーメーターの写真を用意し、泥を落とす程度の清掃をして、アタッチメントごと出張買取でまとめて査定に出すことで、相場上限の評価を狙いやすくなります。処分費を払う前に、まずは無料査定で値段を確認してみてください。
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農機具・耕運機・草刈機の買取に関するよくある質問
Qエンジンがかからないトラクターでも売れますか?+
クボタ・ヤンマー・イセキの不動トラクターは海外輸出・部品取りの需要があり、1万円〜10万円前後の値段がつくことがあります。処分費を払う前に、型式プレートの内容を伝えて査定に出してみてください。
Q燃料やオイルは抜いておくべきですか?+
出張買取ならそのままの状態でも査定可能な場合が多いですが、運搬の安全のため燃料は減らしておくのが理想です。長期放置の機体は無理に始動を繰り返すと状態が悪化することがあるため、そのまま正直に状態を伝えてください。
Q泥だらけのままでも査定してもらえますか?+
査定可能です。型式プレートと外観が確認できる程度に泥を払っておくと話がスムーズです。ただし高圧洗浄機でエンジンや電装部を洗うのは始動不良の原因になり逆効果なので、清掃は泥落とし程度にとどめてください。
Q納屋ごとまとめて見てもらえますか?+
可能です。トラクター・耕運機・草刈機・チェーンソー・電動工具・運搬車などを一括査定する納屋整理・離農・実家じまいの案件は出張買取の得意分野です。まとめ売りは処分費の削減と1点ごとの査定額アップにつながりやすくなります。
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