リタウン

古物商許可とは?買取業者が必ず持つべき理由と利用者が確認する方法

公開:2026年5月26日12分で読める

買取業者を選ぶ時、ホームページや名刺で「古物商許可番号」を必ず確認してください、と言われます。でも、そもそも古物商許可とは何で、なぜ必要なのでしょうか?この記事では、古物営業法・古物商許可の仕組み・利用者の確認方法・許可なし業者のリスクを解説します。

古物商許可とは

古物商許可とは、中古品(古物)を業として売買・交換する事業者に対して、各都道府県の公安委員会が交付する許可です。根拠法は古物営業法(昭和24年法律第108号)です。

古物営業法の目的は、盗品の流通防止です。中古品市場は、犯罪で得た金品の換金ルートに使われやすいため、業者を登録制にして取引を追跡できるようにしているのです。

古物商の対象13品目

古物営業法では、次の13品目を「古物」と定めています。

  1. 美術品類(書画・彫刻・工芸品など)
  2. 衣類(和服・洋服・帯・布団など)
  3. 時計・宝飾品類
  4. 自動車(部品含む)
  5. 自動二輪車・原動機付自転車(部品含む)
  6. 自転車類(部品含む)
  7. 写真機類(カメラ・レンズ・双眼鏡など)
  8. 事務機器類(パソコン・複合機・電卓など)
  9. 機械工具類(電動工具・農機具・工作機械など)
  10. 道具類(家具・家電・楽器・玩具など)
  11. 皮革・ゴム製品類(バッグ・靴・タイヤなど)
  12. 書籍
  13. 金券類(商品券・乗車券・チケットなど)

つまり、中古品で取引されるほぼすべての品物が古物に含まれます。例外として、廃棄物処理法に基づく廃棄物だけは古物に該当しません。

許可がない業者と取引するリスク

古物商許可を持たない業者と取引することは、利用者側が直接罰せられるわけではありません。しかし、次のようなリスクがあります。

リスク1:トラブル時の救済が受けにくい

許可業者は、公安委員会の指導監督下にあります。トラブルが起きた場合、消費生活センターから業者に連絡しやすく、解決に向けた仲介を期待できます。一方、無許可業者は連絡先すら不明確なことが多く、被害回復が困難です。

リスク2:盗品取引の共犯リスク

無許可業者の中には、盗品を扱っている業者が混ざることがあります。仮にあなたが盗品と知らずに買い取ってもらった場合、後日警察から事情聴取を受ける可能性もゼロではありません(善意取得の問題)。

リスク3:法令遵守意識が低い

許可申請を行わない業者は、そもそも法令遵守の意識が低い傾向があります。特定商取引法、消費者契約法、個人情報保護法など、買取業務に関わる他の法律も守られていない可能性が高くなります。

古物商許可番号の確認方法

古物商許可番号は、12桁の数字です。形式は「都道府県の公安委員会 第○○○○○○○○○○○○号」となります。たとえば「東京都公安委員会 第301012345678号」のような表記です。

確認できる場所は次の通りです。

  • 業者ホームページのフッターや特定商取引法に基づく表示ページ
  • 店舗の入り口や受付に掲示された「許可証プレート」
  • 名刺やパンフレット
  • 契約書面(出張買取の場合は必須)

ホームページに記載がない場合は、問い合わせ時に必ず質問しましょう。質問に答えられない、または不明確な業者は避けるべきです。

許可番号の見方

許可番号の12桁には、次の意味があります。

  • 最初の2桁:都道府県コード
  • 次の4桁:警察署コード
  • 残りの6桁:個別番号

例えば「30」で始まる番号は東京都の業者を意味します。最近、ネットで「東京都の業者です」と称しながら、許可番号が大阪府(27)のものを使っている例も報告されています。番号の最初2桁と業者所在地が一致しているかチェックすると、よりリスクを下げられます。

許可業者と古物市場の関係

古物商許可を持つ業者は、古物市場(プロ業者間の競り市)に参加できます。ここで仕入れと販売を行うことで、相場感を養い、適正価格での買取が可能になります。

無許可業者は古物市場に参加できないため、再販ルートが限定的です。結果として「自社で売れるものしか高く買えない」状況になりやすく、買取相場が低くなる傾向があります。

つまり、許可業者を選ぶことは、トラブル防止だけでなく「適正価格での買取」にもつながるのです。

許可業者の義務

古物商許可を取得した業者には、次の義務が課せられます。

  • 古物台帳の記録(誰から何をいくらで買い取ったか)
  • 本人確認義務(運転免許証等の提示)
  • 3年間の台帳保管
  • 営業所への許可証掲示
  • 名義貸しの禁止

これらの義務があるため、利用者は「身分証明書の提示」を求められます。これは法律で定められた手続きなので、嫌がらずに協力しましょう。逆に、本人確認をしない業者は法令違反です。

本人確認の対象品と例外

原則すべての買取で本人確認が必要ですが、1万円未満の取引については本人確認が免除されます(ただし自転車・書籍など一部品目は1万円未満でも本人確認必須)。

本人確認の方法は次の通りです。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート
  • 健康保険証 + 補助書類

身分証のコピーを業者に提供することになります。古物営業法に基づく適切な利用であれば、個人情報保護法上も問題ありません。安心して提示しましょう。

許可業者を見つける3つの方法

許可業者を見つけるには、次の3つの方法があります。

  • リタウンなど、許可業者を中心に掲載するポータルサイト
  • 各都道府県警察のサイトで「古物商一覧」が公開されている場合がある
  • 業界団体(日本リユース業協会など)の加盟業者リスト

リタウンで許可業者を探す

リタウンでは、古物商番号を表示している業者を中心に掲載しています。エリアとカテゴリで絞り込んで検索できるため、お住まいの地域・売りたい品物に合った許可業者を効率よく見つけられます。

まとめ

古物商許可は、業者が中古品を業として扱うために必須の許可。利用者にとっては、トラブル防止と適正価格買取の両面でメリットがあります。契約前に許可番号を必ず確認し、無許可業者は避けること。リタウンで許可業者を比較して、安全に売却を進めましょう。

QUOTE REQUEST

家まるごと、いちばん高く。

東京・神奈川の複数の買取店から、無料でお見積もりが届きます。登録不要・キャンセル無料です。

※ 現在、家まるごと買取見積もりサービスは東京都・神奈川県のお客様限定で運用中

ご自身で調べたい方へ

買取相場や、お住まいエリアのリサイクルショップを直接調べることもできます。